「KUMAちゃんの オススメ絵本リスト」配信中〜!
くまちゃんが、その時々にお届けしたいなと思った絵本を紹介。だから対象年齢は全年齢です❣️
配信予定日は毎月第2土曜日。熊谷道子フェイスブックでも配信中♪
KUMAちゃんの オススメ絵本リスト㉖
<ミニシアターはらぺこくん代表 絵本・紙芝居講座、研修講師 熊谷道子>
今回のテーマは【大人こそ絵本を座右に】 〜絵本は人生に3度〜
自分が子どもの時、子どもを育てる時、人生後半になってからと言う意味です。
人によっては、子どもの頃、事情で絵本を手にしたことがないとか、結婚しなかったので2度目の読み聞かせをしていないなどの違いはあると思いますが、3度目に絵本を手に取るときは自分自身のために読むということですね。
今までは、子ども向けの絵本をご紹介してきましたが、柳田邦男さんの著書『砂漠で見つけた1冊の絵本』(岩波書店)を手にしたこともあり、「大人こそ絵本!」という気持ちが膨らんで来ました。いや、ずっと思っていましたけどね😊
そんな中から、柳田邦男さんが大人向けと紹介なさっている本と、私が実際に読んで来た本の中で一致した絵本4冊と、番外編1冊を紹介させていただきます。
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『だいじょうぶだいじょうぶ』
作:いとう ひろし 出版社: 講談社
ぼくがおじいちゃんと手をつないで歩いていると、ぼくのまわりは魔法にでもかかったみたいに、どんどん広がっていく。でも出会いや発見が増えるたびに、怖いことや不安も多くなって来る。そんな時、いつもおじいちゃんはぼくの手をにぎり、おまじないのようにつぶやく。「だいじょうぶ だいじょうぶ」って。最後は成長したぼくがおじいちゃんに・・・。素敵なお話しです。
「だいじょうぶ だいじょうぶ」は、私の口グセでもあるんですよね。つい言っちゃいます、大丈夫じゃなくても😊
『ずーっとずっとだいすきだよ』
作:ハンス・ウィルヘルム訳:久山 太市 出版社:評論社
エルフィーとぼくは一緒に大きくなった。世界で一番素晴らしい犬、エルフィー。エルフィーのあったかいお腹。毎日一緒に遊び、一緒に夢を見た。
時が経っていき、ぼくの背がぐんぐん伸びる間に、エルフィーはどんどん太っていき、寝ている事が増え、散歩も嫌がるようになった。ぼくは、やわらかい枕をやって、毎晩かならず言ってやった。
「エルフィー、ずーっと、だいすきだよ」
愛するペット、愛する家族との死別。それは逃れられない悲しい出来事。「だいすきだよ」そう思っているなら、いつでも伝えてあげたい。言わなくてもわかると思っていたとしても、やっぱり言葉に出してちゃんと伝えたい。でもなかなか出来ない。絵本はそれを教えてくれるんですね。
『スーホの白い馬』(モンゴル民話)
作: 大塚 勇三 絵: 赤羽 末吉 出版社: 福音館書店
昔、モンゴルの草原に、スーホという貧しい羊飼いの少年がいました。ある日、スーホは生まれたばかりの小さな白い馬を拾って帰ります。スーホが心を込めて世話したおかげで、子馬は立派に育ちました。
ところが権力者の不条理な対応に打ちのめされるスーホ・・・。
モンゴルの楽器「馬頭琴」の由来となった、せつなく悲しい物語です。
赤羽末吉さんのダイナミックなイラストが、このおはなしのスケールを大きく感じさせてくれます。
小学校2年生の国語の教科書に採用されているんですね。
はらぺこくんでは、大きな紙芝居にして演じました。
『鳥の巣みつけた』
作・絵: 鈴木 まもる 出版社: あすなろ書房
コウノトリからペンギン、ミソサザイまで全35種の鳥の巣。巣から鳥の暮らしが見えてくる!この絵本から、ひとくちに巣といっても本当にいろいろあるということがわかります。
鳥の巣研究家となった鈴木まもるさん!あまりの素晴らしさに、鈴木まもるさんが書いた柏市図書館にある全ての絵本を借りてしまった程。鳥好きの私を夢中にさせてくれました
『でんでんむしのかなしみ』
作: 新美 南吉 絵: かみや しん 出版社: 大日本図書
美智子上皇后さまがIBBY世界大会でのビデオ講演で「何度となく、思いがけない時に私の記憶によみがえってきた」作品として触れられた絵本。
柳田邦男さんは紹介なさっていませんが、私はとっても心惹かれる絵本です
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大人も絵本!そして大人が絵本を読んでいる姿を見た子どもたちも、もっと絵本を好きになること間違いナシです
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