くまちゃんが、今までの絵本とのお付き合いの中で厳選した絵本たちを、テーマ別にご紹介!主な対象年齢は0~3、4才。たまにもう少し大きい子向けも。
実はこれ、2009年1月から「モラージュママ」という小冊子に毎月連載しているコラムです。バックナンバーを「子育てまつばLINE」とほぼ同時配信して行きます。
*配信予定日→毎月第1、第3土曜日
*「子育てまつばLINE」→松葉地域の子育て情報満載のタイムリーなLINE。
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モラージュママ最新号は、モラージュ柏・市内近隣センターや保育園・幼稚園・子育て施設などの情報コーナーにも置いてあります。
KUMAちゃんの オススメ絵本リスト⑪
<ミニシアターはらぺこくん代表 絵本・紙芝居講座、研修講師 熊谷道子>
“ 大 切 な 人 が 亡くなった 時 に 読 む の を お勧め したい 絵 本 ”
~ 今回は、少し大きい子ども、そして大人向けの絵本です ~
「わすれられないおくりもの」
スーザン・バーレイ:作・絵 小川仁央:訳
まわりの誰からも慕われれていたアナグマは、年をとって死んでしまいました。
かけがえのない人を失ったみんなは、どう悲しみを乗り越えて行くのでしょうか…。
スーザン・バーレイの手になるこの絵本は、愛情や友情、知恵を引き継いでいく
ことの大切さ、そしてそれぞれの生き方までを考えさせてくれるような、具体的で楽しい場面と静かな語りかけが魅力です。
年齢を重ね経験が増えていくと、「死」というものが残された人のものであるという事がよくわかって来ます。この絵本が、悲しみを乗り越える、ひとつの「きっかけ」となってくれたなら嬉しいですし、小さな子どもにもきっと伝わるものがあるはずです。
最近、大好きだった伯母が 101 歳を前にして眠るように息を引き取りました。
思わず、この絵本のことが思い出されました。