「KUMAちゃんの オススメ絵本リスト」配信中〜!
くまちゃんが、その時々にお届けしたいなと思った絵本を紹介。だから対象年齢は全年齢です❣️
配信予定日は毎月第2土曜日。熊谷道子フェイスブックでも配信中♪
KUMAちゃんの オススメ絵本リスト⑲
<ミニシアターはらぺこくん代表 絵本・紙芝居講座、研修講師 熊谷道子>
今回の絵本案内は、突然ですが「小学校の中高学年向け」読み聞かせ絵本。
友人の小学校5年生のクラスでの読み聞かせデビューに合わせて選んでみた
特別編です。たまにはこんな企画も〜笑。
膨大な数の絵本の中から、軽め、オモシロ系〜しっかりとした内容のものを、独断と偏見に基づき取りあえず6冊。
これ以外にもNo⑬でご紹介した「オレ、カエルやめるや」シリーズや、
No⑯「しにがみさん」はじめ落語絵本もオススメです。
今回、詳細を書いたので長文となりま〜す。
『じゃない! 』
チョーヒカル (著) フレーベル館
チョーヒカルさんのボディーペインティングが こんな絵本に!きゅうり…じゃなくて、バナナ!みかん…じゃなくて、トマト!固定概念を覆す、不思議なたべものの数々。発想の転換力、想像力を育む、新感覚のたべもの写真絵本です。
『ぜつぼうの濁点』
作: 原田 宗典 絵: 柚木 沙弥郎 教育画劇
ぜつぼうに仕える濁点の「”」は自分がいるから、主人が絶望するのだと新たなご主人をさがしに旅に出た。濁点は新しいご主人のひらがなに会える!?見事なラストに乞うご期待。物語の内容が奥深く、人生に疲れて落ち込んでいる大人にも贈りたい。絶望させません!
『やきざかなののろい』
作・絵: 塚本 やすし ポプラ社
塚本やすしさんの描く「呪い」の焼き魚はユーモラスで、キリリと引き締まった眉とまっすぐな瞳。「焼き魚を食べてほしい!」という一途な思いを感じることができます。でも読み終わった後に焼き魚が食べたくなるかどうかは不明・・・。
『ぼくはなきました』
作: くすのき しげのり 絵: 石井 聖岳 東洋館出版社
『学校がもっとすきになる絵本シリーズ』
学校が嫌いだ、という子をひとりでも減らしたい。そんな想いから東洋館出版社が70周年記念として刊行した「学校をもっと好きになる絵本」シリーズ。
〜さんかんびに じぶんの いいところを はっぴょうすることなった ぼく。いくらかんがえても、おもいだすのは ともだちの いいところばかり。
やっぱり ぼくには いいところなんてないんだ。
なきそうになった ぼくに、せんせいが おしえてくれたのは、じぶんでは わからなかったぼくの とっても すてきな いいところ〜
『やんすけとやんすけとやんすけと』
作・絵: 梶山 俊夫 三起商行(ミキハウス)
数ある日本の昔話からセレクトした物語を、現在活躍中の一流の作家・画家の手で新たにとらえ直したお話し。
熊谷が大好きで絵本講座でよく読む1冊です。
入れたものがなんでも増える、不思議な壷。その中にやんすけが飛び込んだからさあ大変!飛び回るやんすけ達が、躍動感あふれるタッチで描かれています。
『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』
編: くさばよしみ 絵: 中川 学 汐文社
2012年、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた国際会議。南米のウルグアイのムヒカ大統領は後に世界の人々から絶賛されるスピーチをのこします。この絵本はその全容を紹介するもの。
「真の幸福とは何か」、給料の大半を貧しい人の為に寄付し慎ましく暮らしているムヒカ大統領だからこそのスピーチなんですね。
「わたしたちは発展するためにこの世に生まれてきたのではありません。この惑星に、幸せになろうと思って生まれてきたのです」。
人にとって、何が大切か。際限なく欲して、いくらあっても満足しない。それってだれのこと・・・。
読み聞かせの持ち時間にもよりますが、最初に短めの楽しいモノ、次に比較的内容がしっかりしたモノという風に組み立てても良いですね。
5年生って難しいかな、と思いますか?
高学年読み聞かせ経験豊富な友人が
「高学年は理解力はあるし経験もあるから楽しんでくれる筈。ただ、恥ずかしさやカッコ付けたいところもあるので、表情に出さないかも。リアクションが少ないと感じても大丈夫、きっと伝わる!」と言っていました〜。
そう信じてトライしてみてください!