「KUMAちゃんの オススメ絵本リスト」配信中〜!
くまちゃんが、その時々にお届けしたいなと思った絵本を紹介。だから対象年齢は全年齢です❣️
配信予定日は毎月第2土曜日。熊谷道子フェイスブックでも配信中♪
KUMAちゃんの オススメ絵本リスト㉕
<ミニシアターはらぺこくん代表 絵本・紙芝居講座、研修講師 熊谷道子>
今回のテーマは【ロシア・ウクライナ・ベラルーシの民話絵本】
🌝今回はこれらの絵本のことしか浮かびません。
ロシアやウクライナのお話って、こんなにも身近だったんですね。民話なので繰り返しのリズムが良く、劇や人形劇にしても楽しく、幼稚園や保育園などで取り上げられていますね。
🌝心惹かれる絵本5冊を紹介させていただきます。対象年齢は4才くらい〜大人まで。
🌝民話なので、他の訳や他の絵のものも出版されています。今回ご紹介する絵本は訳も絵もオススメのもの。
☀️はらぺこくんでは「てぶくろ」を人形劇にして何度も上演したなぁ〜。その時の写真も公開!
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🟠『てぶくろ』ウクライナ民話
作: エウゲーニー・M・ラチョフ 訳:うちだ りさこ 出版社: 福音館
雪の中、ぽつんと落ちていたのは片方だけの暖かそうな手袋。最初に見つけたのは小さなネズミ。そこへカエル、ウサギ、キツネが次つぎやってきて「わたしもいれて」「ぼくもいれて」と仲間入り。手袋はその度に少しずつ大きくなって今にもはじけそう……。最後には大きなクマまでやって来て手袋の中はもう満員!そこにおじいさんが手袋を探しにもどって来て・・・。
☀️「ミニシアターはらぺこくん作の人形劇『てぶくろ』より
絵本なら簡単なのですが、これを実際に3次元の人形劇でやるとなると、そりゃあもう大変!動物が増える度に手袋を「わからないように」大きくして行くのですから(笑)。ミュージカル仕立てにいたしました〜。はらぺこくんの代表的な作品のひとつです。
🔴『おおきなかぶ』ロシア民話
作: A. トルストイ 絵: 佐藤 忠良 訳:内田 莉莎子 出版社:福音館
〜「うんとこしょ どっこいしょ」ところが、かぶは抜けません〜この耳馴染みのあるフレーズ!
おじいさんはおばあさんを呼んできて、おばあさんが孫を呼んできて、孫は犬を呼び、犬は猫を呼び、とうとうネズミを呼んできます。やっとかぶが抜けます!
この絵本が小さな子どもたちから絶大な人気を得ている秘密は、この繰り返し。一番小さなネズミの登場でやっとかぶが抜ける!子どもは家の中で一番小さい存在の自分をネズミに投影するのでしょうね。
🟣『おだんごぱん』ロシア民話
訳:せた ていじ 絵:わきた かず 出版社:福音館
丸いパンがころころ転がって動物たちに出会うお話しです。
動物たちに出会うたび「♪ぼくは天下のおだんごパン。おじいさんからもおばあさんからも逃げ出したのさ。お前なんかに捕まるかい」という歌をうたって逃げるというくり返しがおもしろい!
「ぱくっと食べてあげよう」と言う動物たちからはどんどん逃げますが、「きれいにほかほか焼けてるね」と言うキツネ。「もう1度歌って」「今度は舌の上で歌って」と言われておだんごパンが飛び上がったところを、ぱくっと食べるキツネ。う〜ん、イソップの北風と太陽みたいでもあり、いやキツネはもっと巧妙か・・・
🔵『ガラスめだまときんのつののヤギ』ベラルーシ民話
訳: 田中かな子 絵: スズキコージ 出版社: 福音館
おばあさんが大切に育てた麦をヤギが食べ散らしてしまいます。クマもオオカミもかなわなかったヤギを、なんと豆つぶほどのハチが見事に退治してしまいます。民話によくあるパターンですね。スズキコージさんの絵が文章とぴったりと合っていて素晴らしい!
🟢『かものむすめ』ウクライナの民話
訳: 松谷さやか 絵: オリガ・ヤクトーヴィチ: 出版社:福音館
おじいさんとおばあさんはキノコ狩りにいって、足の傷ついたカモを見つけ、家に連れて帰りました。それからというもの、ふたりが出かけて帰ってくると、家の中はきれいに片づけられ、温かい食事が用意してあるのです。ふたりが出かけたふりをして様子を見ていると、美しい娘が足を引きずって水くみにいくのでした。見られたことを知ったかものむすめは……。ウクライナの画家が描く「鶴女房」によく似た昔話。繊細で異国情緒の香りのする美しい絵本です。
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🔥ウクライナに一日も早く平和な日々が戻りますように。
ウクライナだけでなく、地球上の他の地域でも私たちの知らないところで起きている紛争。
人間って・・・・本当に考えさせられます。