くまちゃんの絵本案内第25回

「KUMAちゃんの オススメ絵本リスト」配信中〜!

くまちゃんが、その時々にお届けしたいなと思った絵本を紹介。だから対象年齢は全年齢です❣️
配信予定日は毎月第2土曜日。熊谷道子フェイスブックでも配信中♪

KUMAちゃんの オススメ絵本リスト㉕

<ミニシアターはらぺこくん代表  絵本・紙芝居講座、研修講師  熊谷道子>

今回のテーマは【ロシア・ウクライナ・ベラルーシの民話絵本】

🌝今回はこれらの絵本のことしか浮かびません。

ロシアやウクライナのお話って、こんなにも身近だったんですね。民話なので繰り返しのリズムが良く、劇や人形劇にしても楽しく、幼稚園や保育園などで取り上げられていますね。

🌝心惹かれる絵本5冊を紹介させていただきます。対象年齢は4才くらい〜大人まで。

🌝民話なので、他の訳や他の絵のものも出版されています。今回ご紹介する絵本は訳も絵もオススメのもの。

☀️はらぺこくんでは「てぶくろ」を人形劇にして何度も上演したなぁ〜。その時の写真も公開!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

🟠『てぶくろ』ウクライナ民話

作: エウゲーニー・M・ラチョフ 訳:うちだ りさこ 出版社: 福音館

雪の中、ぽつんと落ちていたのは片方だけの暖かそうな手袋。最初に見つけたのは小さなネズミ。そこへカエル、ウサギ、キツネが次つぎやってきて「わたしもいれて」「ぼくもいれて」と仲間入り。手袋はその度に少しずつ大きくなって今にもはじけそう……。最後には大きなクマまでやって来て手袋の中はもう満員!そこにおじいさんが手袋を探しにもどって来て・・・。

☀️「ミニシアターはらぺこくん作の人形劇『てぶくろ』より

絵本なら簡単なのですが、これを実際に3次元の人形劇でやるとなると、そりゃあもう大変!動物が増える度に手袋を「わからないように」大きくして行くのですから(笑)。ミュージカル仕立てにいたしました〜。はらぺこくんの代表的な作品のひとつです。

🔴『おおきなかぶ』ロシア民話

作: A. トルストイ 絵: 佐藤 忠良 訳:内田 莉莎子 出版社:福音館

〜「うんとこしょ どっこいしょ」ところが、かぶは抜けません〜この耳馴染みのあるフレーズ!

おじいさんはおばあさんを呼んできて、おばあさんが孫を呼んできて、孫は犬を呼び、犬は猫を呼び、とうとうネズミを呼んできます。やっとかぶが抜けます!

この絵本が小さな子どもたちから絶大な人気を得ている秘密は、この繰り返し。一番小さなネズミの登場でやっとかぶが抜ける!子どもは家の中で一番小さい存在の自分をネズミに投影するのでしょうね。

🟣『おだんごぱん』ロシア民話

訳:せた ていじ 絵:わきた かず 出版社:福音館

丸いパンがころころ転がって動物たちに出会うお話しです。

動物たちに出会うたび「♪ぼくは天下のおだんごパン。おじいさんからもおばあさんからも逃げ出したのさ。お前なんかに捕まるかい」という歌をうたって逃げるというくり返しがおもしろい!

「ぱくっと食べてあげよう」と言う動物たちからはどんどん逃げますが、「きれいにほかほか焼けてるね」と言うキツネ。「もう1度歌って」「今度は舌の上で歌って」と言われておだんごパンが飛び上がったところを、ぱくっと食べるキツネ。う〜ん、イソップの北風と太陽みたいでもあり、いやキツネはもっと巧妙か・・・

🔵『ガラスめだまときんのつののヤギ』ベラルーシ民話

訳: 田中かな子 絵: スズキコージ 出版社: 福音館

おばあさんが大切に育てた麦をヤギが食べ散らしてしまいます。クマもオオカミもかなわなかったヤギを、なんと豆つぶほどのハチが見事に退治してしまいます。民話によくあるパターンですね。スズキコージさんの絵が文章とぴったりと合っていて素晴らしい!

🟢『かものむすめ』ウクライナの民話

訳: 松谷さやか 絵: オリガ・ヤクトーヴィチ: 出版社:福音館

おじいさんとおばあさんはキノコ狩りにいって、足の傷ついたカモを見つけ、家に連れて帰りました。それからというもの、ふたりが出かけて帰ってくると、家の中はきれいに片づけられ、温かい食事が用意してあるのです。ふたりが出かけたふりをして様子を見ていると、美しい娘が足を引きずって水くみにいくのでした。見られたことを知ったかものむすめは……。ウクライナの画家が描く「鶴女房」によく似た昔話。繊細で異国情緒の香りのする美しい絵本です。 

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🔥ウクライナに一日も早く平和な日々が戻りますように。

ウクライナだけでなく、地球上の他の地域でも私たちの知らないところで起きている紛争。

人間って・・・・本当に考えさせられます。

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くまちゃんの絵本案内第24回

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KUMAちゃんの オススメ絵本リスト㉔

<ミニシアターはらぺこくん代表  絵本・紙芝居講座、研修講師  熊谷道子>

今回のテーマは「怒る」

 私は子どもの頃、“おこりんぼう”と言われたこともありますが、今は人に関してはあまり怒りません、多分・・・。社会的なことに対しては別ですけどね。怒っている人がいると先ず「何が今、この人のこの怒りを誘発したのだろうか」と考えますものね。

 さて、ご紹介する絵本は、主人公が4.5才から小学校低学年の子どもです。「静かにしなさい」「早くしなさい」「走っちゃダメ」「お共だちとは仲良くね」「何で言うこと聞かないの?」家の中で怒られて、幼稚園や学校に行っても怒られて、おでかけしても怒られて。

 良い絵本って流石だなぁ、と思います。それはオチ、最後の解決方法。やっぱり大人の許容力、愛情の表し方だなぁ。

 絵本講座でお母さんたちの前で読むと、涙するお母さんたち続出。私も自分の子育てを思い出してウルウルすることも。

では、以下に3冊ご紹介いたします 。アンガーマネージメントの本ではないので絵本の中で答えはありません。問いかけられている気分になります。

「怒る」ことについて。その意味について。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『おこる』

作: 中川 ひろたか 絵: 長谷川 義史 出版社: 金の星社

怒られているばかりの僕。あまりおこられるから遠くへ行ってしまいたい。それでは寂しすぎる。思えば自分も怒ることがある。おこっても気持ちはスッキリしない。

「なるべく おこらない ひとに なりたいんだけどなぁ。」

『おこだでませんように』

作: くすのき しげのり 絵: 石井 聖岳 出版社: 小学館

「ぼくは いつも おこられる。妹を泣かせて怒られて、女の子を驚かせて怒られて、友達に先に手を出して怒られて」お母さんや先生にいつも大目玉をくらっている男の子。「何で怒られるような事ばかりするんだろう?」「どうして何も言わないの?」と思ってしまう。でも、読んでハッとさせられます。怒られても言い返さない訳に。

 感情のコントロールが下手な子、ついつい怒ってしまうお母さん、男の子が理解できない女の子の為に是非!

『だめよ、デイビッド!』

作・絵:デイビッド・シャノン  訳:小川 仁央 出版社:評論社

こちらはアメリカの絵本。原題「NO、DAVID!」

メチャクチャやんちゃな男の子のデイビッド。お母さんは彼に「ダメ!」と言い続けます。

が、最後にはそんなデイビッドに手を差し伸べて抱きしめる。

コレがなかなか出来ないんですよね。

親は子どもをよく怒る、子どもはよく怒られている。

でもよく考えてみると

・本当にそこで怒らないといけなかったのか

・怒られないといけないようなことをしているのか

・怒った後の相手の気持ちを考えているか

あ〜、深い。

自分の「気持ち」を考える事というのはとても大事なこと。

多くの人たちに、これらの絵本が読まれますように。

そして、怒られすぎている子どもがいなくなりますように。

受け止められる、つまり怒らずにいられる幅を、親子共々、広げていきたいものです。

あ〜、こんなことを冷静に言えるのって、孫が居る年齢になったから・・・だよなぁ〜。

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くまちゃんの絵本案内第23回

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KUMAちゃんの オススメ絵本リスト㉓

<ミニシアターはらぺこくん代表  絵本・紙芝居講座、研修講師  熊谷道子>

今回は「泣く」ということを扱った絵本たち

なぜこのテーマ

実は私、最近よく泣くんですよね(笑)

年を取るに従って涙もろくなるとも言われていますが・・・

ドラマなどを見て辛さを共有して泣くこともありますが、一番多いのは感動の涙かもしれない。オリンピックを見ていて出るのもほとんど感動の涙。「素晴らしい!!ここまで来るのにどれだけの努力なさったのですか、あなたも、あなたを支える人たちも」って。

最近増えて来たのが、静かにあふれ出す涙。

思うように出来ないこと、思うようにならないこと。

でも絶対にやりたいこと。

ハラハラと流す涙も良いものです

『ひとはなくもの』

 作: みやの すみれ 絵: やベみつのり

 出版社: こぐま社  発行日: 2020年04月23日

すみれは、よく泣きます。「なくこは きらい」ってお母さんは言うけれど、おばけが夢に出てきて怖い時、けんかした時、ゲームに負けて悔しい時、笑いすぎた時だって、すみれは大いに泣きます。それには理由があるんですよね。

この絵本の元になった紙芝居を書いたのは、なんと作者が小学校1年生の時なのだそうです。絵本作家やべみつのりさんのお孫さん!泣き虫だった彼女が、家族に「泣きたくて泣いているわけじゃない、しょうがないんだ」という気持ちを伝えたくて生まれてきたお話なんですって!

完成した絵本の中では、おじいちゃんであるやべみつのりさんが、感情を爆発させるすみれちゃんのありのままを描きます。彼女の訴えをまっすぐ受け止める姿勢と、彼女のことを丸ごと受け入れる家族。

「ひとはなくもの」そうよね、すみれちゃん

『どうしてなくの?』

  文: フラン・ピンタデーラ 絵: アナ・センデル

  訳: 星野 由美 出版社: 偕成社   2020年11月26日

誰だってみんな泣くけれど、その理由はさまざま。

感情に込められた色々な思いが伝わってくるような言葉と美しく抒情的に描かれた絵。それらが読む人の具体的な経験と重なります。

巻末には「なみだ」についての科学的解説も!

『なくのかな』

  作: 内田 麟太郎 絵: 大島 妙子

  出版社: 童心社  2018年04月15日

「おとうさんとおかあさんにはぐれて、ぼくはこらえていたけれど、しらないどこかでひとりぼっちになったら」

お出かけの途中、商店街の人混みの中で、お母さんとお父さんにはぐれて「ぼく」は迷子になってしまった。泣くのをぐっとこらえている「ぼく」の気持ちを丁寧に描きます。

はじめて迷子になった日の絵本。

親とはぐれてしまったときの不安感と緊張感。泣いてしまうまでの時間に、子どもは何を考えているのでしょうか。おさむらいさんやおばけまで飛び出して、子どもならではの飛躍が面白い。

自分がはじめて迷子になった時のこと、忘れちゃったなぁ。

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くまちゃんの絵本案内第22回

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KUMAちゃんの オススメ絵本リスト㉒

<ミニシアターはらぺこくん代表  絵本・紙芝居講座、研修講師  熊谷道子>

2022年のはじめは【図鑑・ずかん・ZUKAN】!!

出版業界でも売り上げ快進撃を続ける大注目の図鑑たち。幼児から大人まで、きっと心惹かれます。まずは書籍の図鑑をご紹介します。今回、文字数が膨大!年頭からクラクラしないで、いやクラクラしちゃいましょう!?

2021年7月16日にオープンの、デジタルとリアルが融合した【ZUKAN MUSEUM GINZA(ずかんミュージアム銀座)】 う〜ん、コチラも是非行って見たい !!

https://zukan-museum.com/

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図鑑は進歩し続けていて、飛び出す図鑑、DVD付きの図鑑、スマホをかざすと動き出す図鑑などなど。あまりにいろいろあり過ぎて、どれかをご紹介することが出来ないほど。取りあえずテーマ別とシリーズ別資料を添付いたします。

個人的に鳥が大好きな私は鳥図鑑、息子が大好きだったのは妖怪図鑑、孫が大好きなのは宇宙・星座の図鑑です。あとは、遊び図鑑、冒険図鑑、工作図鑑を愛用いたしました。

以前作成した「さあ、いっしょに遊ぼう」という図鑑風小冊子のご紹介はまたいつか〜。

ここでは「ジャケ買い」の様に表紙とタイトルに個人的に惹かれてしまっている図鑑を3冊ご紹介させていただきます。大人用〜子ども用〜幼児用です。美しいです!素晴らしいです!大人用ができて、子ども用もできて、ついに幼児用もできました。うんうん、さもありなん、です!

【世界で一番美しい元素図鑑】大人向け

著: セオドア・グレイ 写真: ニック・マン

監修: 若林 文高 訳: 武井 摩利

出版社: 創元社 発行:2010年11月01日

根源118の元素をオールカラーの美しい写真を豊富に使って紹介。日常生活で見かける製品に意外な元素が使われているなど科学的な知見に基づいたユーモアにあふれる解説も楽しい。科学エッセー、美しい写真集、最新の元素データ集という3つの顔をあわせもつ、研究者、教員、図書館、すべての科学ファン必携の1冊。巻末の美しい元素周期表も必見。

シリーズとして【世界で一番美しい分子図鑑】【世界で一番美しい化学反応図鑑】【世界で一番美しい「もの」のしくみ図鑑】あり

【世界でいちばん美しい こども元素ずかん】小学生向け

著、写真、訳、監修、出版社は同上 2021年04月19日

「この本に若い頃、出会っていれば…」と科学が苦手なおとなたちをも夢中にさせた『世界で一番美しい元素図鑑』にキッズ版が登場。すべての物質は118の元素からできている!そのすべてを網羅した、楽しい科学エッセーと華麗な写真が融合した一冊です。全世界で数多くの読者を魅了し、日本でもベストセラーとなったポピュラーサイエンスの大ヒット作が、こどもからおとなまで楽しめる姿になって帰ってきました!

【はじめての せかいでいちばんうつくしいげんそずかん】幼児向け

著、写真、訳、監修、出版社は同上 2021年12月16日

サイエンスファンに圧倒的な支持を得た大ベストセラー『世界で一番美しい元素図鑑』に幼児向けの絵本が仲間入り! いま私たちが見ている世界は、じつは目に見えない小さな元素が集まってできています。この本では「水素」や「炭素」「酸素」など、9つの代表的な元素を選び、美しい写真とともに説明しています。巻末の元素周期表はとても美しく、子どもたちの好奇心をくすぐらずにはおかないでしょう。

ーーーーー図鑑の一覧ーーーー(出典:絵本ナビ)

<テーマ別>

• 見る!調べる!長く使える定番図鑑

• 大人でも楽しめる図鑑

• 小さな子でも楽しめる図鑑

• 揃えたくなる図鑑!

• 「恐竜の図鑑」

• 「動物の図鑑」

• 「乗り物の図鑑」

• 「さかな・水の生き物図鑑」

• 「植物の図鑑」

• 「昆虫の図鑑」

• 「宇宙・星座の図鑑」

• 「からだの図鑑」

• ニューワイド学研の図鑑

• 「その他の図鑑」

• 調べ学習に便利!ポケット版図鑑

• 実物大写真で楽しむ図鑑

• フレーベル館の図鑑ナチュラ

• 地球・天気の図鑑

• 生活の図鑑

• セットで贈りたい!図鑑シリーズ

• ふしぎ・びっくり!?こども図鑑

• 長く使えるプレゼント。図鑑・学習マンガ全巻セット

• 社会の図鑑

• 妖怪図鑑でもっと知りたい!

• 深海世界の本と図鑑

• ジュニア学研の図鑑

• あそびの図鑑

• 発見の図鑑

• 話題の変わり種図鑑

<シリーズ別>

• 「講談社の動く図鑑 MOVE(ムーブ)」シリーズ

• 小学館の図鑑NEO(ネオ)

• 「小学館の子ども図鑑プレNEO」シリーズ

• 「くらべる図鑑」シリーズ

• 「五味太郎 言葉図鑑」シリーズ

• ポケット版学研の図鑑

• 「学研の図鑑 LIVE」シリーズ

• 「ニューワイド学研の図鑑i(アイ)」シリーズ

• 「ポプラディア大図鑑WONDA」シリーズ

• 「最強王図鑑」シリーズ

• 「小学館の図鑑 NEO POCKET -ネオぽけっと- 」シリーズ

• 「世界で一番美しい図鑑」セオドア・グレイの本

• 「Do!図鑑」シリーズ

• 「小学館の図鑑NEO 本物の大きさ絵本」シリーズ

• 「新・ポケット版学研の図鑑」シリーズ

• 「トリックアート図鑑」シリーズ

• 「ゆるゆる図鑑」シリーズ

• 「信じられない現実の大図鑑」シリーズ

• 「ニューワイドなるほど図鑑」シリーズ

• 「科学キャラクター図鑑」シリーズ

• 「学研もちあるき図鑑」シリーズ

• 「学研わくわく観察図鑑」シリーズ

• 「フィールドベスト図鑑」シリーズ

• 「なぜ?の図鑑」シリーズ

• 「学習科学図鑑」シリーズ

• 「ジュニア自然大図鑑エコロ」シリーズ

• 「小学館の図鑑NEOの科学絵本」シリーズ

• 「気をつけろ! 猛毒生物大図鑑」シリーズ

• 「学研の大図鑑」シリーズ

• 「音が出るしかけ図鑑」シリーズ

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う〜ん、ZUKAN、膨大です〜〜〜!!

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くまちゃんの絵本案内第21回

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KUMAちゃんの オススメ絵本リスト㉑

<ミニシアターはらぺこくん代表  絵本・紙芝居講座、研修講師  熊谷道子>

今回は「五味太郎」特集!!

読み聞かせの世界では、クリスマスと言ったら「まどからおくりもの」。大型絵本があるので助かります。

五味太郎さんは、とにかく絵のセンスが抜群。文章や展開はウイットに富み、何とも素敵で深いのです。

わが家の居間に飾られている大型タペストリーも五味太郎さん作なんですよ〜。

絵本講座講師として保護者の方に紹介する絵本も、考えたら五味さんのもの、多いですね。では以下にいくつかご紹介いたします。

  *************************

「きんぎょがにげた」→さがしっこが楽しい。読み聞かせすると、必ず子どもたちが本に寄って来て、「これこれ」と指さしちゃって混乱、笑。

「そらはだかんぼ」→展開が面白い。読むのも面白い。でもちょっとしたコツが。それで絵本講座では毎回出番があります。

「かかかかか」→これもセンスが良く面白い。読むのにはちょっとしたコツが(また〜)これ、シリーズもので、他には「どどどどど」「るるるるる」「ビビビビビ」「んんんんん」「ぬぬぬぬぬ」「ててててて」「ぽぽぽぽぽ」「れれれれれ」「ははははは」

五味さん、ドコまで〜〜、笑。読むのが一番難しいのはんんんんん」かな?

受けますけどねっ、親に。

「わにさんどきっ はいしゃさんどきっ」→歯医者さんに良く置いてある絵本。この本が置いてある歯医者さん、何だか好きになっちゃいます。

少し大きい子向けに「ことわざ絵本」もオススメです。わが家では子どもと一緒よく読んで笑っていましたね。

まだまだた〜くさんありますが、最近のものを1冊。

「きみののぞみはなんですか?」→ぞう、テレビ、つくえ、トラック、がいこつ、サメなどへのさまざまな問いかけと、それぞれのウィット溢れる五味さん流の答えが繰り広げられて行き、読むごとに深みが増していきます。

是非、お手に取って見てくださいね。「かかかかか」ジェスチャー付きで読んじゃうとか。ま、これはハードル高いかな?楽しい」ですよ〜

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くまちゃんの絵本案内第20回

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KUMAちゃんの オススメ絵本リスト⑳

<ミニシアターはらぺこくん代表  絵本・紙芝居講座、研修講師  熊谷道子>

今回は「ヨシタケ シンスケ」特集!!

人が「中学生の甥っ子に絵本を贈りたいので何か紹介して!」ということから行き着いたのがヨシタケシンスケさん。大好きな作家さんです。孫に読むと大ウケですし、ひとりで読むと「え〜〜っ」「クスッ」「ハハハ〜」の連続です。絵の線が細めですので、少人数での読み聞かせならやっと出来るかな。

デビューは40歳と遅咲き。現在は日本を代表する大人気絵本作家。2013年のデビュー作『りんごかもしれない』でMOE絵本屋さん大賞第1位を受賞すると、出版する絵本は軒並みヒット。デビュー10年を経たずして著作の累計は100万部を突破。

この独特な絵本を作られるのは、一体どのようなお方なのだろうと調べて見たら・・・彼の話された言葉たちが面白すぎ興味深すぎ。以下に紹介させていただきます

ーーーーーーー

ずっと「どうすれば怒られないか」ばかりをものすごく考えてきたんです。「この言い方だと怒られるけど、こういう言い方ならそもそも怒られる筋合いがなくなるんじゃないか」とか、そういうことばかり考えてて。

嫌な思いをしたら、この嫌な思いが何かの役に立つ、無駄にはしたくないって、思いたいじゃないですか(笑)。

それは自分の考え方の軸になる部分の何かに役立てられるはずだ、と考えるようにしているんです。それが本当に役に立つか証明はできないけれど、役に立たないという証明もできません。

ネガティブな思考をいかにプラスに転換できるか、そのための思考のバリエーションを増やすことを、日々、一生懸命考えています。

物事は言い方ひとつで、良いようにとらえることも、悪いようにも取られることもある。同じことを主張するにも、怒られる場合と怒られない場合があり、どちらを選ぶかは自分次第。

想像力って、“良いこと”だというイメージがありますが、実は諸刃の剣で、良いようにも悪いようにも使われるんですよね。僕はどうしても悪いほうに考えがちなので、自分で自分を説得し、一生懸命良いように考えるようにして、ようやくスタート地点に戻るということを繰り返しています。そうなんです、燃費が悪いんです(笑)。ただ、今はその想像力を仕事に生かすことができるので、ありがたいです。

ぼくの絵本はへりくつであり、負け惜しみや言い逃れの集大成でもあるんです。 こどもってそうですよね(笑)。だから、ぼくが絵本でやってることは、本当にこどもと一緒。 こどものままであることが喜ばれて、仕事になってるんですよね。自分の中のこどもの部分で仕事になるなんて想像もできなかった。

ーーーーーーー

・りんごかもしれない(ブロンズ新社、2013年4月)

・ぼくのニセモノをつくるには(ブロンズ新社、2014年9月)

・りゆうがあります(PHP研究所、2015年3月)

・ふまんがあります(PHP研究所、2015年9月)

・もうぬげない(ブロンズ新社、2015年10月)

・このあとどうしちゃおう(ブロンズ新社、2016年4月)

・つまんない つまんない(白泉社、2017年5月)

・それしか ないわけ ないでしょう(白泉社、2018年11月)

・あんなに あんなに(ポプラ社、2021年6月)

 他、多数

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みなさん、一度体験してみてください「ヨシタケシンスケ・ワールド」!!

子どもも喜びますが、大人が目からウロコ間違いナシ。

人生を見つめ直すことになるかどうかは、あなた次第ではあります

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くまちゃんの絵本案内第19回

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今回の絵本案内は、突然ですが「小学校の中高学年向け」読み聞かせ絵本。 

友人の小学校5年生のクラスでの読み聞かせデビューに合わせて選んでみた

特別編です。たまにはこんな企画も〜笑。

膨大な数の絵本の中から、軽め、オモシロ系〜しっかりとした内容のものを、独断と偏見に基づき取りあえず6冊。

これ以外にもNo⑬でご紹介した「オレ、カエルやめるや」シリーズや、

No⑯「しにがみさん」はじめ落語絵本もオススメです。

今回、詳細を書いたので長文となりま〜す。

『じゃない! 』

チョーヒカル (著) フレーベル館

チョーヒカルさんのボディーペインティングが こんな絵本に!きゅうり…じゃなくて、バナナ!みかん…じゃなくて、トマト!固定概念を覆す、不思議なたべものの数々。発想の転換力、想像力を育む、新感覚のたべもの写真絵本です。

『ぜつぼうの濁点』

作: 原田 宗典  絵: 柚木 沙弥郎  教育画劇

ぜつぼうに仕える濁点の「”」は自分がいるから、主人が絶望するのだと新たなご主人をさがしに旅に出た。濁点は新しいご主人のひらがなに会える!?見事なラストに乞うご期待。物語の内容が奥深く、人生に疲れて落ち込んでいる大人にも贈りたい。絶望させません!

『やきざかなののろい』

作・絵: 塚本 やすし  ポプラ社

塚本やすしさんの描く「呪い」の焼き魚はユーモラスで、キリリと引き締まった眉とまっすぐな瞳。「焼き魚を食べてほしい!」という一途な思いを感じることができます。でも読み終わった後に焼き魚が食べたくなるかどうかは不明・・・。

『ぼくはなきました』

作: くすのき しげのり 絵: 石井 聖岳 東洋館出版社

『学校がもっとすきになる絵本シリーズ』

学校が嫌いだ、という子をひとりでも減らしたい。そんな想いから東洋館出版社が70周年記念として刊行した「学校をもっと好きになる絵本」シリーズ。

〜さんかんびに じぶんの いいところを はっぴょうすることなった ぼく。いくらかんがえても、おもいだすのは ともだちの いいところばかり。

やっぱり ぼくには いいところなんてないんだ。

なきそうになった ぼくに、せんせいが おしえてくれたのは、じぶんでは わからなかったぼくの とっても すてきな いいところ〜

『やんすけとやんすけとやんすけと』

作・絵: 梶山 俊夫 三起商行(ミキハウス)

数ある日本の昔話からセレクトした物語を、現在活躍中の一流の作家・画家の手で新たにとらえ直したお話し。

熊谷が大好きで絵本講座でよく読む1冊です。

入れたものがなんでも増える、不思議な壷。その中にやんすけが飛び込んだからさあ大変!飛び回るやんすけ達が、躍動感あふれるタッチで描かれています。

『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』

編: くさばよしみ 絵: 中川 学  汐文社

2012年、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた国際会議。南米のウルグアイのムヒカ大統領は後に世界の人々から絶賛されるスピーチをのこします。この絵本はその全容を紹介するもの。

「真の幸福とは何か」、給料の大半を貧しい人の為に寄付し慎ましく暮らしているムヒカ大統領だからこそのスピーチなんですね。

 「わたしたちは発展するためにこの世に生まれてきたのではありません。この惑星に、幸せになろうと思って生まれてきたのです」。

人にとって、何が大切か。際限なく欲して、いくらあっても満足しない。それってだれのこと・・・。

読み聞かせの持ち時間にもよりますが、最初に短めの楽しいモノ、次に比較的内容がしっかりしたモノという風に組み立てても良いですね。

5年生って難しいかな、と思いますか?

高学年読み聞かせ経験豊富な友人が

高学年は理解力はあるし経験もあるから楽しんでくれる筈。ただ、恥ずかしさやカッコ付けたいところもあるので、表情に出さないかも。リアクションが少ないと感じても大丈夫、きっと伝わる!」と言っていました〜。

そう信じてトライしてみてください!

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くまちゃんの絵本案内第18回

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KUMAちゃんの オススメ絵本リスト⑱

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今回は「はなかっぱ」〜“あきやまただし”さんご紹介〜

何で「はなかっぱ」?本当は別の絵本紹介を考えていましたが、私のフェイスブックのプロフィール写真を見た6歳の孫が「あ、はなかっぱだ!」と言ったので、急遽、絵本紹介を変更〜〜〜。

そう言われれば確かに頭にお花を乗せているかっぱ「はなかっぱ」に似ているのです、ねっ(笑)

このかっぱ家族は、全員いろいろな種類の花をお皿の代わりに頭に乗せているというシュールさ。「はなかっぱ」はNHK教育テレビでアニメ化され、映画にもなったのです。

https://www.production-ig.co.jp/xebec/anime/hanakappa/design01.html

作者「あきやまただし」さんは大好きな作家さん。彼の絵本は、はらぺこくんのおはなし会で何回も読み聞かせに登場しています。では、いくつかご紹介。

「へんしんトンネル」シリーズ

へんしんトンネルを通るとね、不思議なことが起きちゃうんです。

「(かっぱ)かっぱかっぱかっぱかっぱ→→→ぱっかぱっかぱっかぱっか(馬)」

「(ボタン)ボタンボタンボタンボタン→→→タンボタンボタンボタンボ(田んぼ)」

このお話しの第1作目を、はらぺこくんで作品化。実際に巨大トンネルを作り、絵本の登場人物やモノを、メンバーが演じたり出したりしてホールで上演。その時の写真を紹介しますね。写真は動きがないからちっとも面白くありませんが、いや〜、面白かったんです、会場内は笑いの渦だったです〜。

「たまごにいちゃん」シリーズ

「たまごねえちゃん」もあり、とにかく笑えて最後にホロリ。特に保護者の方がホロリなんですね。

その他、あきやまただしさんは、とにかくたくさんの絵本を世に送りだしていらっしゃいます。バカバカし〜けどグッと来る。私が大好きなジャンルです。

幼稚園〜小学校低学年にオススメです。

今回は作家さん紹介になっちゃいました〜。

「さっかさっかさっかさっか→→→っかさっかさっかさっかさっ(傘。KUMA作。ちょっと無理ありますね、汗)

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くまちゃんの絵本案内第17回

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KUMAちゃんの オススメ絵本リスト⑰

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夏は怖〜い絵本 大きい子〜大人向け!

今回の2冊も「はらぺこくんの怖いお話会」で取り上げたものをご紹介します。

「蜘蛛の糸」朗読+パネルシアター「子育て幽霊」朗読+人形劇仕立といたしました。

芥川龍之介作の「蜘蛛の糸」は大変有名で、朗読の練習用としても良く取り上げられる作品ですね。はらぺこくんでは、初めてブラックライトのパネルシアターに挑戦いたしました。

「子育て幽霊」は数多くある絵本、紙芝居などからオリジナル脚本を起こしました。途中で雨を降らせたり、風を吹かせたり、ブラックライトを当てたり、土まんじゅうを投げ上げたり、背景の墓場をぐるぐる回したり、と〜っても苦労して作りました〜。

では絵本と怖いお話し会写真の何枚かをご紹介。

「蜘蛛の糸」

作:芥川龍之介 絵:遠山繁年(日本の童話名作選)1994年偕成社

「はらぺこくん怖いお話会2017」より

「子育て幽霊」

著:さねとうあきら 絵:いのうえようすけ(日本の民話絵本)1996年教育画劇

「はらぺこくん怖いお話会2018」より

ああ〜、両作品共、本当に懐かしい〜。そして良く作った!!!(笑)

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くまちゃんの絵本案内第16回

「KUMAちゃんの オススメ絵本リスト」配信中〜!

くまちゃんが、その時々にお届けしたいなと思った絵本を紹介。だから対象年齢は全年齢です❣️
配信予定日は毎月第2土曜日。熊谷道子フェイスブックでも配信中♪

KUMAちゃんの オススメ絵本リスト

<ミニシアターはらぺこくん代表  絵本・紙芝居講座、研修講師  熊谷道子>

7月は 落語絵本 大きい子〜大人向け!

今回の2冊は「はらぺこくんの怖いお話会」で取り上げたもの。「ばけものつかい」は大型紙芝居化。

「しにがみさん」は朗読パフォーマンス人形劇に仕立て、小学校公演もした作品です。

両作品とも絵も文章も素晴らしい!読むのはちょっと大変なので覚悟してくださいね!

本当に楽しめる内容です。

「はらぺこくん怖いお話会2018」より

「はらぺこくん怖いお話会2017」より

本当に懐かしい〜〜〜。

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