「KUMAちゃんの オススメ絵本リスト」配信中〜!
くまちゃんが、その時々にお届けしたいなと思った絵本を紹介。だから対象年齢は全年齢です❣️
配信予定日は毎月第2土曜日。熊谷道子フェイスブックでも配信中♪
KUMAちゃんの オススメ絵本リスト⑳
<ミニシアターはらぺこくん代表 絵本・紙芝居講座、研修講師 熊谷道子>
今回は「ヨシタケ シンスケ」特集!!
友人が「中学生の甥っ子に絵本を贈りたいので何か紹介して!」ということから行き着いたのがヨシタケシンスケさん。大好きな作家さんです。孫に読むと大ウケですし、ひとりで読むと「え〜〜っ」「クスッ」「ハハハ〜」の連続です。絵の線が細めですので、少人数での読み聞かせならやっと出来るかな。
デビューは40歳と遅咲き。現在は日本を代表する大人気絵本作家。2013年のデビュー作『りんごかもしれない』でMOE絵本屋さん大賞第1位を受賞すると、出版する絵本は軒並みヒット。デビュー10年を経たずして著作の累計は100万部を突破。
この独特な絵本を作られるのは、一体どのようなお方なのだろうと調べて見たら・・・彼の話された言葉たちが面白すぎ興味深すぎ。以下に紹介させていただきます
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★ずっと「どうすれば怒られないか」ばかりをものすごく考えてきたんです。「この言い方だと怒られるけど、こういう言い方ならそもそも怒られる筋合いがなくなるんじゃないか」とか、そういうことばかり考えてて。
★嫌な思いをしたら、この嫌な思いが何かの役に立つ、無駄にはしたくないって、思いたいじゃないですか(笑)。
それは自分の考え方の軸になる部分の何かに役立てられるはずだ、と考えるようにしているんです。それが本当に役に立つか証明はできないけれど、役に立たないという証明もできません。
★ネガティブな思考をいかにプラスに転換できるか、そのための思考のバリエーションを増やすことを、日々、一生懸命考えています。
★物事は言い方ひとつで、良いようにとらえることも、悪いようにも取られることもある。同じことを主張するにも、怒られる場合と怒られない場合があり、どちらを選ぶかは自分次第。
★想像力って、“良いこと”だというイメージがありますが、実は諸刃の剣で、良いようにも悪いようにも使われるんですよね。僕はどうしても悪いほうに考えがちなので、自分で自分を説得し、一生懸命良いように考えるようにして、ようやくスタート地点に戻るということを繰り返しています。そうなんです、燃費が悪いんです(笑)。ただ、今はその想像力を仕事に生かすことができるので、ありがたいです。
★ぼくの絵本はへりくつであり、負け惜しみや言い逃れの集大成でもあるんです。 こどもってそうですよね(笑)。だから、ぼくが絵本でやってることは、本当にこどもと一緒。 こどものままであることが喜ばれて、仕事になってるんですよね。自分の中のこどもの部分で仕事になるなんて想像もできなかった。
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・りんごかもしれない(ブロンズ新社、2013年4月)
・ぼくのニセモノをつくるには(ブロンズ新社、2014年9月)
・りゆうがあります(PHP研究所、2015年3月)
・ふまんがあります(PHP研究所、2015年9月)
・もうぬげない(ブロンズ新社、2015年10月)
・このあとどうしちゃおう(ブロンズ新社、2016年4月)
・つまんない つまんない(白泉社、2017年5月)
・それしか ないわけ ないでしょう(白泉社、2018年11月)
・あんなに あんなに(ポプラ社、2021年6月)
他、多数
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みなさん、一度体験してみてください「ヨシタケシンスケ・ワールド」!!
子どもも喜びますが、大人が目からウロコ間違いナシ。
人生を見つめ直すことになるかどうかは、あなた次第ではあります