わたしの大好きな絵本 ~ほっとハッと通信より

柏こどもの文化連絡会の広報誌『ほっとハッと通信』の『わたしの大好きな絵本』のコーナーに、はらぺこメンバーのくまちゃんが投稿した文章です。ご覧くださいね♪

わたしの大好きな絵本

熊谷道子

【気持ちの本】

作:森田ゆり

絵:たくさんの子どもたち

大好きな絵本というより必要な絵本、という感じです。日本国籍ではない小学校高学年の女子への日本語支援活動の中で使い、良い効果がありました。言葉の壁以外にも自分の気持ちの表現に困難を抱えていた彼女にとってぴったりの本でした。こんな気持ちになった時はこうしてみたら?と具体的な方法が書かれていて、たくさんの気持ちを描いた子供達の絵もステキです。いやな気持ちを感じないようにフタをしてしまうといつか爆発してしまう。自分の感じたあらゆる気持ちは、いい悪いはないと書いてあります。いろんな気持ちを否定せず、聞いてくれる人がいることが、子どもにとっても大人にとっても救いになる。きちんと自分の気持ちを言葉で伝えられるようになれば、暴力的なやり方で表現する人はもっと少なくなる。自分の気持ちを大事にできたら、他の人の気持ちも大事にできると思います。

最初は図書館で借り、2冊購入。1冊は9才の孫娘にプレゼントしました。

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